風速の定義知ってる?小型ボート免許を取るには覚えなきゃ~気象・海象~

いわゆるボート免許とも言われることの多い、小型船舶操縦免許の学科試験は主要三科目から構成されています。小型船舶操縦免許の心得及び遵守事項と交通の方法、そして運航の三つです。海上を航行中には天候の異変には特に重要性が高いことから、ボート免許の学科試験にあっては気象や海象に関する知識も問われます。天気図などを参照して、今後の風向きや波の高さや方向などを認識することが出来るので、遭難事故を回避するうえでもこれら気象に関する知識習得の重要性は明らかと言えます。そこで気象や海象に関する基礎的用語の知識を確認しておきましょう。

気圧は一定の面積が大気から受ける圧力のこと、気温との関係性が密接です。気温が上がると空気は軽くなり、気圧がさがります。反対に気温が下がると空気は重くなり気圧があがります。一般的に気圧があがれば天候が良くなり、逆に下がれば悪天候になるとされています。気圧の単位はヘクトパスカルで表記され、標準1気圧は1013ヘクトパスカルです。海洋航行における風の影響は明らかですが、風速の正確な定義を御存知でしょうか。風速とは1秒間にながれる空気の距離を意味しており、10分間における平均速度で表記されています。空気は気圧の高いところから低いところに向かって流れます。

このような大気圧の影響で流れる空気の流れが風の正体。気圧差が大きいほど風速は早くなり、差が小さいほど流れは弱まり風速も小さくなります。海洋の天候を左右する上で重要なのは、高気圧と低気圧。高気圧は周囲より気圧が高い状態のことで、高気圧圏内では湿度が低く天気が良いのが特徴です。逆に周囲より気圧が低い状態が低気圧、雨や雪の原因となり日本列島周辺では偏西風の影響で西から東にむかって流れるのが通常です。低気圧が発達すると台風に成長します。台風はひとつの円と考えて、右半円と左半円ととらえます。北半球では時計と反対周りに風が吹き込んでいるので、右半円では中心に向かって空気がながれるため特に危険で、風雨が強く危険半円と呼ばれているほどです。

そして性質の異なる大気の塊がぶつかり合うところを、前線と呼びます。暖気と寒気が接触した場合は、その境界を前線、前線面と地面と交わってできる部分が狭義の前線になるわけです。前線を境にして気圧の状況が急変するので、気温・風向き・風速・湿度などが急変します。低気圧により天候が悪化するイメージが強いですが、実は周囲の前線が影響している場合も少なくありません。