小型船舶のるなら海図と水路図誌を読めるようになろう~水路図誌~

船舶を安全かつ効率的に操縦するには、陸上で自動車類で移動するのと同様に移動経路を視覚的に整理した情報を読み解くことが必要不可欠です。一見すると広大無辺な広がりをもつ大海原にあっては、他の船舶の事情など気にすることなく自由に操縦することができそうにも思えます。しかしながら実は階上にあっても特定のエリアに船舶の航行が集中するのは、陸上とあまり事情は変わりません。安全に階上を小型船舶などで航行するときにも、衝突や不要な接近を回避するための道しるべが必要になるわけです。海上で現在場所や目的地までの経路や距離を的確に把握して航海するには、海図や水路図誌などの図面類を読み解く知識が問われます。ボート免許においても出題範囲に含まれる小型船舶操縦に必須な水路図誌の読み方の基礎を確認しておきましょう。

この水路図誌とは、安全効率的に航海するための、図面類などのことで海図と狭義の水路図誌からなります。海図は海上保安庁が発行しており、船舶が安全・効率的に航海するための、必要な情報が記載されています。海上保安庁が把握している水深や潮流の動向、海岸線や灯台・港湾施設などの情報です。ボート免許を取得するにあたっても重要なのは、船舶の種類に応じて航行できる場所が限定されているという事実。これが平水区域というもので、安全な船舶の航行を確保するために各国では、自国籍の船舶に対して航行できる範囲は設定されています。日本国内では船舶安全法という法律に基づき、平水区域や沿海区域・近海区域・援用区域の4種類に区分されているのです。

ボート免許でも希望者が多い二級小型船舶操縦免許では、航海可能な距離は沿岸から5海里以内となっています。1海里は約1.85kmなので5海里というと概ね10km弱になります。そして実際に航行するときには操縦する海域の海図などを参照することになります。このとき海面に記入されている水深は、船舶が航行中に浅瀬などで挫傷しないように、低潮海面を基準にしているのがポイントです。つまり引き潮時には船舶が安全に航行できない海域などの情報も確認することができます。また地形図と異なって深さを等深線で表記することはしないで、実際に計測した地点を数字で表記しているのが特徴です。日本では海上保安庁水路部で測量と海図などの発行をおこなっています。海図などは外国船舶なども利用するので、英吾表記も併記されているなど、特有の事情を反映した部分もあるのが特徴です。